断捨離=捨てる「捨」の言葉だけが一人歩きしてよくあるただの片付け論で意味ないと勘違いしてる人も少なくありません。本来は片付けを通して自分を見つめ直すことなんですよ。今回は断捨離の意味について詳しく解説します!本来の意味を正しく理解しましょう!
断捨離の本来の意味とは?
確かに断捨離っていらないものを捨てることでしょ!みたいに不快なイメージを持ってる人も少なくないでよね。ですが、本来の意味はモノを減らすことに変わらないけど、片付けをしながら物と向き合って自分を見つめ直すことに意義を見出していますよ。
だから物が減ったらそれで終わり!じゃなくて何度も何度も繰り返し物と向きあって、今必要なのか。本当に使いたいのか。
- 自分の心に問いかけて自分で答えを出す
これが真の断捨離の目的なんです。たくさん減らしたからよいとか悪いとかではなくて捨てる捨てないも自分の意思や価値観!よーく考えて決めて、1個でも減らせたら断捨離的にはOKなんですよ。
断捨離と仏教の関係は?
そもそも断捨離はヨガの行法、断行・捨行・離行の思想を片付けに応用したものなんですけど、そのヨガの基礎って仏教から来ています。この「捨」と「離」は仏教用語なんですよ。
断捨離は
- 断:入ってくる不要な物を断つ。
- 捨:家にずっとある不要な物を捨てる。
- 離:物への執着から離れる。
引用:Wikipedia
という意味だし。。
これを仏教に置き換えると
- 断:入ってくるモノ・欲望・習慣を断ち切る
- 捨:全てのモノ捨て去り、施しだけで生活する
- 離:食欲・物欲・金銭欲など社会生活での俗世の執着心から離れる。
という意味になります。山にこもり滝に打たれ断食をして出家した修行僧をイメージしてもらうとわかりやすいですね。どちらも人生を豊かなものにして行こう!という考えに変わりありません。
断捨離とミニマリストその違いは?
ミニマリストって必要最低限のモノだけで生活してる人ってイメージですね。でもミニマリストさんこそ本来の断捨離を知っていますよ。
というのもミニマリストさんは
- 本当に大切なものだけを残して自分にとって居心地のいい環境を作ってるから
です。
日本人はとくに古来から「もったいない」意識がとても強い国ですよね。わたしたちも小さなころからモノを大切になさいとしつけられてきましたよね?だけど
- 物を大切にする=執着することじゃない
ここを勘違いしてる人がとても多いですね。でも、ミニマリストさんの考え方は
- 物を大切にする=暮らしを豊かにするために選び抜いたものだけで生活する
ことなので、物を減らすにもちゃんとした目的を持ってやっていますよ。
ただ、たまに片付けが行き過ぎて、目的が「片付けること」から「捨てること」にすり替わってしまう人がいらっしゃいます。こうなると断捨離依存症になのでちょっと怖いですね。もし、
- 常に捨てるものはないか、いらないもの探してしまう
- 家族にも捨てることを強要する
- 自分の価値観を押し付ける
など、家族や友人に心当たりはあれば要注意ですね。とくによく聞かれるのは家族の物を勝手に捨ててしまうことで、家族にも失礼だし、信頼を損なうどころか家族の関係性が悪くなるので気をつけたいですね。
断捨離するとどんな効果があるの?
断捨離をするとどうなるのか。気になりますよね。
断捨離のメリットは
- 探しものに時間をとられずに済む
- 出し入れが楽になる
- 物を大事にする
など物の管理がしやすいだけでなく時間的にもムダがなくなります。そしてその先には
- 居心地のいい空間を手に入れられる
- 目に見えて部屋の中がスッキリして気持ちがいい
- 家が大好きになる
など、お気に入りの物だけに囲まれた快適な暮らしが手に入りますよ。
それにですね。人はどんなに片づけ下手だって、めんどうくさがりだってそんなの関係なしに本能でスッキリした部屋で気持ち良く過ごしたいって気持ちを持っています。だから断捨離に慣れてくるとだんだん美意識をもつようになってきますよ。
「もっとこうしたらスッキリするかも!」「もっと快適になるかも。。」って、何度も見直すし、オシャレなインテリアに替えたい!とか欲もでたりして。自分らしい空間づくり、シンプルですごしやすい空間を求めていきます。
断捨離は物だけじゃない!人間関係にも効果が!
断捨離は物だけでなく、人間関係にも共通するところがたくさんありますよ。年賀状だけ、ご近所、ママ友などの薄っぺらいお付き合いをしていませんか?
もし無理してると感じてるのならその関係性も断捨離していいですよ。
個人的には人間関係も流動的で全然いいと思ってるし、今一緒にいて
- 安心できるのか。
- 必要な人なのか。
- 心から楽しめてるか。
ここで今の対人関係を見直してみるといいですね。
わたしの場合はそもそも人付き合いが面倒なので、一緒にいて楽しい人、信頼できる人としかお付き合いはしてません。気を使ってばかりだと疲れてしまうんですよね。でも大切な人しか周りにいないから暮らしが豊かになりましたよ。
断捨離をやってみよう!手順とキレイ維持のコツは?
そうですね。断捨離するときは
- 今の暮らしに必要か?
- 量より質を重視!
- 部屋に見合った量だけにする
これらを頭の中に置いておくといいですね。それといる・いらないはシンプルに劣化してるものやまったく出番がないものは手放していいものと判断して捨ててしまいましょう。
詳しい手順ややり方はこちらの記事にまとめてるのでご覧ください。
片付け上手な人がやってるキレイを維持するコツ!違いは何?
どちらかというと維持する方が難しいですね。わたしたちは1回すれば当分やらないつもりで断捨離するけど、片付け上手な人は
- 何度も繰り返し見直しています
というのも、例えば生活用品を一度は断捨離してスッキリするけれど、残したものも使ってくうちにまた使い勝手が悪く感じるからなんですね。
で、そのときの片付け上手さんの頭の中は。。
- 使いにくい ⇒ 次使う見込みがない ⇒ 手放したら快適になるのでは?
になっていて、クイズみたいに答えを出しています。そして手放した後のことも視野にいれいて、捨てたあと
- 新たなものを買い直すのか。
- 他のもので代用するのか。
この選択で次を決めていますね。1個減らしたら1個増やすというプラス+マイナス=0がここで成り立ってきます。これを生活用品に関わらず気づいたときにどこでも何度でも繰り返しているんですね。
片付け上手さんが気を付けてること
ただ、その中でもとくに気をつけていることは
- 手放したら生活の質を下げるもの
- 喪服みたいに普段は使わないけど、急に必要になるもの
- 代々受け継がれたもの
これらは手放しませんし、
- 消耗品などのストックは1個だけ
など数を決めたり工夫を凝らしていますよ。
わたしたちが片付けが苦手と感じてしまうのは結局のところどこから手をつけたらいいかもわからないし、途中で何度も脱線してしまうからですよね。もし整理収納の基本を理解できればやるべきことが明確になるし動きもスムーズになります。
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まとめ
- 断捨離の本来の意味は物と向き合い自分を見つめ直すこと。
- 自分の価値で判断し自分で答えを出すことが断捨離の真の目的。
- 断捨離はヨガの行法を片付けに応用したもの。ヨガの礎は仏教。仏教由来の片付け法。
- ミニマリストこそ大切なものだけで暮らす断捨離のスペシャリスト。
- 断捨離の効果は物の管理しやすく無駄が減り、居心地いい空間が手に入る。
- 片付けになれると美意識が目覚めて、何度も見直し快適な空間を求めるようになる。
- 物だけでなく人も断捨離。信頼できる人だけの豊かな暮らしが待っている。
断捨離はただ捨てることではなくもっと奥深い意味がありました。ぜひ自分の価値感を信じてとりあえず何か1個断捨離してみてください。捨てない選択もありですよ!物と向き合って少しづつ暮らしをグレードアップしていきましょう!
ホントは自分の中でうっすらと気づいてるんじゃないでしょうか?
片付け本を読んだって雑誌やテレビを見てもノウハウを山ほど知ってるのにうまくできない。キレイにしたい気持ちはすっごくあるのに片づけようとすればするほど身動きが取れなくなってしまう本当の理由は
心の中に問題にあるってことを。
世間じゃ男女平等が当たり前になっても家の中では「主婦なんだからできて当然!」みたいな空気っていまだにありますよね。
旦那さんや家族からの見えない圧がプレッシャーになってませんか?
- 片付けようとするといや~な気持ちに襲われてしまう
- 部屋が汚いって言われても片付けられない
「やらなきゃいけない」「なんでできない?」って気持ちとは裏腹に行動がズレてしまうのも無意識に心にブレーキをかけてしまうからなんです。心の奥底では苦手だと思ってることを無理にやろうとしてもうまくいくはずがありませんよね。
これまでもイライラして愚痴ってばかりではありませんでしたか?そのたびに自己嫌悪や罪悪感、孤独感、無気力に陥ってましたよね。
一時しのぎでザザーっと片付けても本当の解決にはなりませんし、すぐリバウンドしてしまいます。
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